韓国留学中、13ヶ国が集まる教室とポシンタンの犬

韓国好きの皆さんは、シニアの私が果たしてどんなキャンパスライフを送っていたか、気になることでしょう。今回はそんな一コマを紹介します。

韓国留学の日々を振り返って思うのは、年齢に関係なく、人はまた「学生」に戻れるということです。

韓国留学中、「~잖아요」の発見

毎日韓国語を聞いていると、あまりに日本語と似ていて驚く言葉に出くわすことがあります。その一つが「~잖아요(ジャナヨ)」です。日本語でも「~じゃないですか」は、少し気取った感じもしますが、韓国でもよく使われる言い回しです。

「~잖아요」は「~지 않아요」を縮めたもので、否定の形(~じゃない)を含んでいますが、意味としては否定ではありません。相手に同意を求めたり、理由を説明したり、お互いに知っている事実を確認したりする時に使います。日本語(~じゃない)の音にそっくりです。

「~じゃないですか」がどこから来た言葉なのか考えても、元になった日本語がすぐには思い浮かびません。もしかしたら、この「~잖아요」から来たのではないか、などと勝手に想像を膨らませては、一人で楽しんでいます。

13ヶ国が集まる教室

この日は午後から韓国語の授業が2科目ありました。初級のSpeakingのクラスでは、またフランス人男性が隣の席になりました。

このクラスは20人ほどで、この日は挨拶の練習として、それぞれ自分の国名を言うことになりました。数えてみると、私を含めて13ヶ国から集まっていました。そのうち、別々の5人を相手に挨拶の練習をすることになり、初めて後ろの席の人たちとも言葉を交わしました。

最初はスウェーデン人の女性で、モデルのような顔立ちの人でした。つくづく顔を見ても、これまで見たことのない顔立ちだと感じました。その次はブラジル人女性、アメリカ人女性、カナダ人女性、チリ人女性と、たまたま女性ばかりが続きましたが、これは女性を選んだわけではなく、このクラス自体、女性が圧倒的に多いのです。

最後のチリ人女性が、途中で日本語を話し出したので、びっくり仰天しました。先月、新潟と福島に行ってきたのだそうです。このクラスで唯一、日本語が分かる人でした。

京東市場で見た、ポシンタンの犬

昼食を済ませてから、久しぶりに京東市場に出かけました。日曜日ということもあり、ものすごい人出です。自転車だと歩行者の邪魔になるので、人通りの少ない裏道に入ってみました。そこは、市場関係者が利用する食堂街のような一角でした。

そこで突然、食堂の前の檻の中にいる、10匹ほどの犬に出くわしました。話には聞いていましたが、これが食用の犬なのだと知りました。韓国では「ポシンタン」という料理で食べられ、滋養強壮に富む料理として、今も愛好する人がいるそうです。私自身は、食べたいとは思いませんでした。

タッカルビと鯛焼き

今日は夕方、Language Exchange(留学生と日本語専攻の高麗大生の語学交換グループ)のメンバー5人とアナン(安岩)地下鉄3番出口で待ち合わせ、タッカルビを一緒に食べました。タッカルビは鶏肉と野菜を唐辛子味で炒めたもの、まあまあの味でした。

その後喫茶店で3時間位、おしゃべりをして親交を深めました。帰りにかねてから食べようと思っていた露天の鯛焼きを買って食べてみました。脂っこいうえにあんこの量が少ない。

次のグループの行事としてスケートを提案しました。女性軍は皆賛成でした、特に鹿児島出身のNさんは是非やりたいと言ってました。室内スケートリンクのある大学なんてそうはないでしょうから、是非行ってみたいと思ったのです。学生は靴代を含めて5,000ウォン、約400円だそうです。残念ながら、メンバーの一人が風邪をひいて全員揃わず、実現しませんでした。

年寄り一人、学生の輪の中で

ある日の昼、留学生第7班のメンバーが集まって、キャンパスの一角で輪になり、ピザとコーラを一緒に食べました。この時の写真は、ペルー人の女性に頼んで撮ってもらったものです。

何度も顔を合わせているメンバーですが、年配者は私一人です。それでも、何回か話したことのある人は、男女問わず気軽に声をかけてくれました。もし私が、普通のおじさんとして街を歩いていたら、こんなに親しくはなれなかっただろうと思います。学生という立場だからこそ、成り立っている関係なのだと思っています。

それにしても、世界中から、よくもこれだけの人数が集まったものだと思います。特にペルーやチリ、ブラジルから来た人たちは、地球の裏側から来たはずで、来るだけでも大変だったに違いありません。私など、飛行機でわずか2時間足らずで来られる距離なのに。

最近は、下宿のオモニと一緒に食事をすることが多くなりました。もしかして、年配の私が一人で、いつも若い学生たちに混じって食べているのを見て、気を使ってくれているのかも知れません。

韓国語と韓国文化を学びに来たはずが、いつのまにか世界各地の若者たちと机を並べていました。年齢の差を感じさせず、仲間として接してくれたことに、感謝しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました