韓国留学中、インターネットに繋がらないPCと国際宅急便

韓国好きの皆さんでも、観光で滞在したことはあっても、韓国で生活した経験は少ないと思います。この記事は韓国留学した私の日常生活の1コマを紹介したものです。

韓国留学では、やはり食生活が一番違うので今回も鳥丸ごとスープが出て来ます。他国での留学生活がどんなものか、これから留学する人、留学を考えている人の参考になれば幸いです。

インターネットに繋がらないPC、そして鳥丸ごとスープ

この日は朝からインターネットに繋がらず、悪戦苦闘の一日になりました。ソフトのナビ画面を見ながら、あらゆることを試してみましたが直りません。

ついに昼近くになって、日本のメーカーに電話をかけ、30分ほど言われた通りに操作してみたものの、最後は「プロバイダーに聞いてみてください」との返事でした。とほほ、ここは韓国です。インターネットのことなど、誰に聞けばいいのかも分かりません。それでも、パソコン自体に問題はなく、接続の設定に問題があることだけは分かりました。

気を取り直して授業に出ました。最後の授業のクラスに日本人がいたので聞いてみると、まさに同じことで苦労した経験があるとのことでした。ローカルエリアの設定で、IPアドレス、サブネットマスク、ルーターの番号かDNSアドレスを入力する必要があるそうです。ただ、そのアドレスや番号は、下宿のおばさんか、他の下宿人に聞かなければ分かりません。ここの下宿人で日本人は私だけです。

夕食後、インターネットの接続設定画面を開き、あれこれいじっているうちに、突然繋がりました。あぁ、何ということでしょう。この日はインターネットのことでほとんど一日が終わってしまいましたが、おかげで、インターネットの仕組みが少し分かった気がしました。

この日の夕食には、鳥を丸ごと煮込んだスープが出ました。これをご飯にかけて食べるのです。手羽もすね肉もあったものではなく、まさに丸ごとでした。肉は柔らかく、塩味が効いていて、なかなかの美味しさでした。

学内を自転車で教室に向かっていた時、建物の向かいが郵便局であることに気がつきました。ハガキや手紙、宅急便は、ここから出せばいいわけです。あまり利用することはないだろうと、この時は思っていました。

京東市場で、りんごとチャメ

京東市場は、昼前だというのに、品物を運び込む車で大変な混雑でした。ここは深夜以外、いつもこうなのだと分かってきました。

まず、色も形もいいリンゴを6個、チャメと呼ばれる、黄色に黒い縞模様の入ったまくわ瓜を5個買いました。次に葡萄を買おうとしたのですが、箱単位でないと売ってもらえないというので、諦めることにしました。韓国の葡萄は、日本の小粒な甲州葡萄とは違い、黒みの強い、粒の大きい品種で、これがなかなかいけるのです。

一度戻って、コンビニのおじさんを捕まえ、箱を譲ってもらうことにしました。ぴったり合う箱を選んでくれた上に、その場でテープで留めてくれました。ここまでしてくれる人は、日本でもそういないでしょう。やはり、この人は親切な人なのでした。

学内の郵便局から、国際宅急便

買ってきた果物を、先日見つけたばかりの学内の郵便局から、国際宅急便で母に送ることにしました。まさか、あの時見つけた郵便局を、こんなにすぐ使うことになるとは思いませんでした。

申込用紙に記入したら、あとは余計なことは言わなくていいのです。「日本、飛行機」と言うだけで用が足りました。あとは聞かれたことに答えるだけです。「果物11個、全部で15,000ウォン」とのこと、2、3日で着くそうです。

郵便局からは、宅急便を空港へ運んだというメールが届きました。実は、日本ではこうした追跡サービスを使ったことがなかったので、インターネットで荷物の動きが分かることに驚きました。夕方確認してみると、15時頃、私の田舎へ向かったところまで確認できました。恐らく、明日には配達されるでしょう。

広がるキャンパスライフ

学生カードをもらったので、明日からはハナ銀行のATMで入出金ができるようになり、中央図書館で本を借りることもできるようになりました。

「中央」図書館というからには、他にも図書館があるのでしょう。この中央図書館は、下宿のすぐそばにありました。先日覗いてみたところ、駅の改札のようなゲートになっていて、学生カードをかざさないと入れない仕組みでした。

それにしても、この大学の規模の大きさには驚かされます。建物だけでも53もあるそうで、その一つ一つが、また結構な大きさなのです。大学病院もあり、学生は一般の3割負担で診療や薬をもらえるのだそうです。

KBS「人間劇場」と下宿のおばさん

KBSで平日毎朝放映している「人間劇場」というドキュメンタリー番組がありました。これが、下手な韓国ドラマよりよほど面白いのです。

何しろ、実在の人物にスポットを当てたドキュメンタリーですから、涙あり笑いありで、いろいろな人生を見せてくれます。朝食の時、下宿のおばさんがいつもこの番組を見ているので、私も見るようになりました。

この日は、心臓病を患った旦那さんと奥さんが、ワゴン車で健康回復の旅をする様子が、前日から続けて放映されていました。食事は毎食、野外で奥さんが作ります。自転車も積んであり、旦那さんが時々サイクリングをする場面もありました。この日は、旦那さんの具合が悪くなり、病院へ行くシーンが映し出されました。

おばさんに、「この旦那さんは、最後に死んでしまうのだろうか」と聞いてみましたが、何か答えてくれたものの、よく聞き取れませんでした。ただ、「この奥さんは最高だ」と言っていることだけは分かりました。

そこに住んでいる人にとっても平凡な毎日でも、留学生にとっては毎日が非日常の世界でした。下宿の部屋を出て、自転車で歩くことの多かった私には、毎日が新発見のある日々でした。

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