韓国好きの皆さんは、韓国で怪我をして病院に行ったことがありますか?この記事は私が韓国留学中、水虫が見つかり、痛い出費をした時のことを書いたものです。
現在は留学生も国民健康保険に加入できる制度が整っていますが、保険制度は時とともに変わるものです。これから韓国に留学される方は、万が一の怪我や病気に備えて、渡航前に最新情報を確認し、手を打っておくことをお勧めします。
海外旅行保険の限界
留学前に、海外旅行保険のようなものには加入していました。ただ、当時は保険の対象になるのは虫歯など軽微な治療だけだったと記憶しています。大きなケガや病気の際に、どこまでカバーされるのか、正直あまりよく分かっていませんでした。
そして、韓国で登山中に怪我をしてしまいました。道峰山に登った際、転んで足の親指の爪が黒くなってしまったのです。放っておいても大丈夫だろうと思いましたが、念のため病院で診てもらうことにしました。
高麗大附属病院での診察
向かったのは、留学先にあった高麗大附属病院です。診てくれたのは若い女性の医師でした。学生カードがあったおかげで、診察代は安く済みました。
診察の後、処方箋をもらい、病院の外にある薬局で薬を受け取る、という流れは日本と同じでした。ただ、当然ながら日本の医療保険は適用されませんでした。10割自己負担となり、薬代は思いのほか高くついた記憶があります。
思わぬ指摘、水虫
実はこの診察の際、爪の治療とあわせて、若い女医の先生が何やら伝えようとしてきました。日本語が話せない先生は、パソコンの画面をこちらに向けます。見ると、そこには「水虫」という日本語が表示されていました。
言われてみれば、秋になってサンダルから靴に履き替えてから、足の2か所ほどが痒くてたまらなかったのです。薬を買おうとインターネットで調べていると、「韓国人には水虫がない」という話が出てきました。
半信半疑で更に調べると、韓国人には足湯の習慣があり、それが水虫を防いでいるらしいという説が見つかりました。それなら薬局に水虫の薬がないかも知れません。
試しに自分でも、シャワーで足の痒い部分を念入りに洗ってみました。すると、ウソのように痒みが消えてしまったのです。これだ、薬に頼らず、原因そのものを取り除けばいいのだと気づき、それから、外から帰ると足湯をする習慣がつきました。
【現在との違い】留学生の国民健康保険について
ここで一つ、留学を考えている方に知っておいて頂きたいことがあります。私が留学していた2012年当時、外国人留学生が韓国の国民健康保険に自動加入する制度はまだありませんでした。当時、私が薬代を10割自己負担で支払ったのは、この「制度がなかった時代」の話です。
ところが2021年3月から、韓国では6か月以上滞在する外国人留学生に対して、国民健康保険への加入が義務化されました。D-2(正規留学・交換留学の場合)ビザの場合は住所登録をした日から加入対象となり、費用の目安は月約8万ウォンです。加入していれば、病院での診察費だけでなく、薬局での薬代も保険適用となり、自己負担はぐっと軽くなります。
なお、日本の公的健康保険(国民健康保険や社会保険)に引き続き加入している場合は、免除申請をすることも可能です。ただし、民間の海外旅行保険は対象外とされており、あくまで日本の公的健康保険であることが条件です。
また、語学堂に通う場合は、これとは別に語学堂指定の団体保険への加入が義務付けられていることが多く、6か月でおおよそ10万円前後が目安のようです。
留学生へのアドバイス
今振り返ると、当時の私は保険の仕組みについて、あまり深く理解しないまま韓国に渡っていました。今から留学される方には、次の点を事前に確認しておくことをお勧めします。
・民間の海外旅行保険が、通院・入院・薬代のどこまでをカバーするのか
・韓国の国民健康保険への加入義務と、日本の保険による免除申請の条件
・通う語学堂や大学が指定する保険の有無と内容
制度は年々変わっていくものですので、渡韓前に最新情報を大使館や留学先の学校に確認しておくと安心です。私のように、痛い出費を経験してから初めて知る、ということのないようにして頂ければと思います。

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