韓国好きの皆さんの中には韓国へ留学なさった方、これから留学される方も多いことでしょう。この記事は私が韓国留学した際、経験したある女子留学生との半日を綴ったものです。
韓国留学中、大学新聞に載ったことがきっかけで見ず知らずの女子留学生から「会いたい」と声をかけられました。カツ丼とコーヒーで過ごした、他愛もない半日、あれは一体なんだったんだろう、今も時々思い出す話です。
韓国留学時、大学新聞に載る
韓国留学中、ひょんなことから大学新聞に顔写真付きで取り上げられたことがありました。おかげで、学内では多少なりとも顔と名前を覚えられていたようです。
若い学生の中に、白髪でしわの多い人間が混じっていれば、それだけで珍しかったのかもしれません。何度もインタビューの申し出があり、韓国語での受け答えに自信がなく断っていたのですが、通訳を付けるとまで言われ、しぶしぶ承諾したのでした。
「会いたい人がいる」
ある日、韓国語クラスの隣の席に座っている、同じ日本人の女の子から声をかけられました。彼女は年の差のせいか、普段は少し不愛想だったのですが。
「別のクラスにいる私の友達が、あなたに会いたいと言っています」
正直、意図が分からず戸惑いましたが、無視するわけにもいかず、後日、一緒に昼ごはんを食べる約束をしました。
カツ丼とコーヒーの半日
当日、キャンパス近くの店でカツ丼を食べ、その後カフェに移動して、道を通る人々を眺めながらコーヒーを飲みました。特別な用件があったわけでもなく、他愛もない話をしながら、気がつけば半日が過ぎていました。
彼女は関西の大学から来た留学生で、私からすればずいぶん若い女性でした。話の中で覚えているのは、同じ関西出身の、いわゆる有名大学から来た留学生に馬鹿にされたような態度を取られ、それに憤慨していたことです。慣れない異国での学生生活の中で、色々と思うところがあったのでしょう。
日本酒が好きだという点で意気投合し、一瞬、韓国にある日本酒の飲める居酒屋に誘おうかとも思いましたが、韓国では日本酒がかなり高いことを知っていたので、それは口にしませんでした。
家族的だった彼女
その日の彼女は、終始とてもリラックスした様子でした。今思い返すと、あれはまるで、父親にでも会っているかのような安心感だったのではないかと思います。変な下心もなく、歳の離れた日本人の男性だから、やさしく、ただ話を聞いてくれると思ったのかもしれません。
一方の私はと言えば、40歳ほども年の離れた若い女性と、こうして半日を一緒に過ごせたことが、単純に嬉しかったのも事実です。そこに他意はありませんが、素直にそう思いました。
あれはなんだったんだろう
その後、彼女は私が当時つけていたブログを見ていたらしく、コメント欄で一度か二度、他愛もないやり取りをした記憶があります。それきり、特に何があったわけでもありません。
今思えば、あれは一体なんだったんだろう、といまだに不思議に思う出来事です。大した事件があったわけでも、深い付き合いに発展したわけでもない。ただ、韓国留学という日々の中で、ふとした偶然から、見ず知らずの若い女子留学生と半日を共にした、それだけの話です。

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