韓国留学中の道峰山で生まれた出会いーミス・タンプンさんと呼んだ日

韓国好きな男性の皆さん、韓国の女性とはどんな出会いをしたことがありますか?この記事は韓国留学中、一人の女性と出会い、名前を聞いて思わずつぶやいた駄洒落が大受けしたことをまとめたものです。

紅葉に彩られた山の中で、ミス・タンプンさんと呼んだ彼女の笑顔も、友人のからかいも、今も色褪せることなく、私の記憶の中に残っています。

韓国留学中の道峰山での思いがけない出会い

韓国留学中、道峰山で出来た韓国の友人と道峰山に通うようになりました。ある日、いつものように道峰山駅で待ち合わせをしていると、彼は一人の女性を連れてきていました。

「紹介するよ」と言われ、私はその女性と挨拶を交わしました。名前を尋ねると、返ってきたのは「김청풍(キム・チョンプン)」という名前でした。

漢字にすれば「金清風」。その響きを聞いた瞬間、私の頭の中で、ある言葉が閃きました。

「ミス・タンプンさんですね」

清風(チョンプン)という名前を聞いた瞬間、私はとっさにこう言いました。
「それでは、ミス・タンプン(단풍)さんですね」
紅葉を意味する韓国語「단풍(タンプン)」と、彼女の名前「청풍(チョンプン)」。韻を踏んだだけの、ほんの思いつきの駄洒落でした。しかも、季節はちょうど山が紅葉に染まる、まさに단풍の盛りです。

その瞬間、二人は腹を抱えて大笑いが始まりました。友人は涙を拭うほど笑い転げ、彼女も「この人、面白い人だね」と、笑いながら友人に言ったそうです。

まさか、覚えたての韓国語での駄洒落が、これほど受けるとは思ってもいませんでした。片言の韓国語でも、こうして韓個人を笑わせることができるのだと知った、忘れられない瞬間でした。

次々と紹介される、山の輪

大笑いから始まったこの日の登山は、そのまま賑やかな交流の時間へと変わっていきました。三人で連れ立って山道を登りながら、友人は道中で出会う知り合いに、次々と私を紹介してくれたのです。その数は、ゆうに10人を超えていたと思います。

「日本から来た留学生だよ」「よく一緒に登るんだ」。そんな紹介を受けるたびに、見知らぬ韓国人の方々が、気さくに声をかけてくれました。

ある方は、自家製だという梨の果実酒を、小さなカップに注いで振る舞ってくれました。飲むと梨の香りと焼酎の味が程よく合い、甘くかつキリッとした酒に出来上がっていました。

友人からは、その年初めて口にする柿を手渡され、彼女からは、ナツメを干したようなものとナッツをいただきました。

山の中で交わされる、ちょっとした差し入れ。それは決して大げさなものではありませんでした。見ず知らずの外国人である私を、当たり前のように輪の中に迎え入れてくれる、韓国の人々の温かさそのものでした。

岩場でのアクシデントと、心配してくれた優しさ

賑やかな時間の途中、ちょっとした事件が起きました。岩場を歩いていた私は、足を滑らせて転んでしまったのです。とっさに手をついた拍子に、右手の親指から血が出てしまいました。

大した怪我ではなかったのですが、それを見た彼女は、しきりに私を心配してくれました。「大丈夫?」と何度も声をかけ、まるで身内の怪我を気遣うかのような、真剣な様子でした。

その様子を見ていた友人が、からかうように私にこう言い出しました。「この人は韓国の彼女なんだよ」。そして、せっかくだからと、私たち二人で写真を撮るよう促してきたのです。

照れくさい思いをしながらも、絶景の岩山を背に、彼女と並んで写真におさまりました。ちょっとしたアクシデントが、思いがけず、忘れられない一枚の記念写真を生むことになったのです。

まとめ

道峰山で生まれた、ほんの偶然の出会い。駄洒落一つで大笑いし、見ず知らずの人々から次々と差し入れをもらう。

怪我をすれば本気で心配してもらう。そこには、国籍や言葉の壁を超えた、人と人との温かい繋がりがありました。

紅葉に彩られた山の中で過ごした、あの賑やかな一日。ミス・タンプンさんと呼んだ彼女の笑顔も、友人のからかいも、今も色褪せることなく、私の記憶の中に残っています。

山という場所が持つ、不思議な力なのかもしれません。そこでは、初対面の人同士でも、驚くほど簡単に心の距離が縮まります。

道峰山での出会いは、そんな山の魅力を、身をもって教えてくれた出来事でした。

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