韓国好きの皆さんはソウルの梨泰院に行かれたことがあると思いますが、私は韓国留学中、一度だけ留学生同士で訪れたことがあります。この記事はその時の様子を書いたものです。
梨泰院での国際色豊かな女性達との会食は、韓国留学生活の忘れられない一夜になりました。私のようなシニアの男性も招きいれてくれたのは、留学生活を一緒に過ごした仲間だったからでしょう。
留学生の為の冬休み韓国語特別授業
留学先の高麗大学には冬休み中、希望する留学生に韓国語特別授業をする制度がありました。私の場合1/7~1/31のほぼ1か月行われ、費用はそんなに高くなかったと記憶してます。
最初の日、レベルテストをやると聞いていましたが、それはやらず自己紹介だけで終わりました。全部で10人(内女子7人)、日本人は前期同じクラスの秋田の大学の麻実子さんと私の二人、それから毎日みっちり三時間の授業が始まりました。
私はこの韓国語クラスの女性の先生に来期の奨学金の推薦状を書いてもらいました。先生に推薦状をもらった日、家に帰ってから見るように言われたので、帰ってから見たら、読んでいるうちに恥ずかしくなる文面でした。一文を挙げると、
「韓国と日本の多様な学問的真理を追究する知性人の真の姿を備えていると思料され推薦します」
私は何が知性人なものか、私は野蛮人だ。良く言って知的野人だ。それにしても褒めすぎだと思いました、奨学金もらうんだからこれ位でないとだめかなとも。
特別授業終わる
1/7から始まった冬休み韓国語特別授業も最後に試験で終わりました。試験は満足のいく出来ではありませんでした。まず問題の意図がわからないのが一つあり、しようがないので先生に聞きました。やはりまだ韓国語で行う試験には慣れていないのでした。他に終わった後で明らかに間違いに気付いたのが一つありましたが、反省はするが後悔はすまい、1ヶ月頑張ったんだからと納得させました。
教室を出たのが一番最後でした。廊下にクラスメート達が待っていました。どこかに行く事になりましたが、まだ3時で食事には早いので喫茶店に行きました。
台湾のミンスは明日帰国なので帰りました、帰ったら卒論を書かなければと言ってました。彼女はクラスで一番気の合った女性のような気がします。最後だから別れ際に並んで写真を撮りました。
喫茶店でのおしゃべり
喫茶店では英語のおしゃべりが始まりました。英語より話題に着いて行けなかったのが本当です。アニメと今世界的にはやりの韓国ダンスの話に。
それから3時間、おしゃべりに付き合いました。だんだん耳も英語に慣れてきました。ベッカが来週、皆を梨泰院(イテウォン)に連れていくことになりました。麻実子ちゃんに聞いたら、米軍基地に近い、韓国人より外国人が多く住んでいる街だそうです。
そこで何か食ってカクテルを飲むのだそうです。こんな年寄りを仲間に入れてもらえるなんてありがたい。しかし、皆一人で外国に来て頑張っている境遇は同じだ、なるべくして親しくなったのだと思いました。
梨泰院にてー1
梨泰院でのパーティーはドイツのウリだけ体調悪く来れず全部で5人でした、男は私ひとりです。梨泰院は思ってたより近かった、高麗大学から地下鉄で20分位でした。ハンバーガー店はメイン通りの裏にありました。1階が満員で2階に行かされました。
私はブラックコーヒーとスパイシーハンバーグを頼みました、一番大きそうだったから。出てきたハンバーグは本当においしかった。日本で食べる薄い粉っぽい牛肉でなく、肉汁のしたたる、大きく柔らかいハンバーグでした。
麻実子ちゃんは韓国語2級に受かったそうです、良かった。彼女は来学期Maxである19単位やるらしい、そのうち英語を3科目やるらしいからすごい。
ユミに家では何語で話すのか聞いたら、今、メキシコにいる両親とはスペイン語で、韓国にいる祖父母とは韓国語で、ニューヨークの大学では当然ながら英語だというから、これもすごい。
麻実子ちゃんがユミに私が銀行を辞めて大学に入ったことを話したら、普通の韓国人は「대단하시네요(素晴らしいですね)」と社交辞令的に言うのだが、彼女は違う、「学ぶことはたくさんあるから」と、さすが三大陸をまたにかけて生きている女性は違う。
ユミの専攻はマーケティグで、将来化粧品事業を起こすことを考えているらしい。将来が楽しみだと、将来のない私は思いました。
梨泰院にてー2
皆のテンポの速い英語を聞くだけの私に、ベッカが「退屈じゃない?」と聞くので「みんなの話を聞いてるだけで楽しい」と言ったら納得していました。私の英語は全然、生活語になっていないのです。
人間は不思議なもので、言葉を交わさなくても、あるいは言葉を知らなくても、一緒にいると相手の考えていること、言いたいことがわかるもののようです。
ハンバーガー店の次にはカクテル店へ行きました。私はユミに聞いてライムとテキーラのカクテルを頼みました。私は昔からジンライムのさっぱりした味が好きなのです。ここも2階で、2階から横丁を見ると、梨泰院は西洋人好みの食べ物、飲み物を出すしゃれた店が多いという事がわかりました。
出てきたテキーラライムはみんなの注文したものよりはるかに大きかった、テキーラは無色透明で少し生臭いと思った。しばらく飲んでいるうちに頭がボーとしてきたので、日本語で「酔っ払った」と言ったら、ユミがテキーラは強い酒だと言ってました。
いつのまにか終電近くなっていました。私と麻実子ちゃんは帰りましたが、他の3人は찜질방(チムチルバン、サウナ)へ行くと言っていましたが、駅で電車を待っていたら、ベッカとキャサリンがやって来ました。どうもサウナに行くのはやめたようでした。ユミは家が近いので歩いて帰ったようです。
韓国語特別授業を終えて、この国際色豊かな若い女性達と梨泰院に行ったことは、韓国留学の大切な思い出になりました。そして、エクアドルのユミの生き方考え方など、むしろ私が若い人に刺激を受けたことは驚きでありました。これが留学生同士の交流の醍醐味でしょう。

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