「ホジュン ~伝説の心医」前作との違い

「ホジュン」を扱った韓国ドラマ「ホジュン~伝説の心医」は前作「ホジュン~ 宮廷医官への道」とストーリーの展開に大きな違いはないが、どう違うのかと思った人も多いのではないでしょうか。

この記事では制作の狙いも含めてその違いを分かりやすく解説しています。これを読めば二つのドラマの違いが分かるようになります。

前作「ホジュン~宮廷医官への道」は現地で60パーセントを超える韓国ドラマ史上最高の視聴率を記録しました。それでは「ホジュン ~伝説の心医」を再登場させた狙いはなんだったのでしょう。

「ホジュン ~伝説の心医」を再登場させた理由

「ホジュン」を扱った二つの韓国ドラマとは「ホジュン~宮廷医官への道」(MBC/1999主演チョングァンニョル 全64話)と「ホジュン ~伝説の心医」(MBC/2013主演キムジュヒョク 全135話)です。

どちらも李氏朝鮮時代の実在の医師ホジュン(許 浚)(1539年 ~1615年)の生涯を感動的なフィクションとして描いています。「ホジュン ~伝説の心医」は「ホジュン~宮廷医官への道」から14年を経てリメイクされたものです、

「ホジュン ~伝説の心医」は前作が現地で圧倒的に好評だったたことがリメイクされた理由と考えられます。「ホジュン ~伝説の心医」ではホジュンの劇的な人生と波乱に満ちた人生を描きつつ、同時に東洋医学の治療過程を通じて誰もが関心を持つ健康問題を紹介しています。

「ホジュン ~伝説の心医」が前作と変わったところ

前作は従来の王や王族を中心とした宮廷歴史劇一辺倒から脱し、封建時代の中下層階級の悲しみを深く描きホジュンの成功の過程と彼の不朽の偉業を辿っています。

それに対し「ホジュン ~伝説の心医」が前作と変わったところは、前作で描かれなかったホジュンの幼少期を描き、ホジュンが間違った道に進みそうになったりヤケを起こしたりといった人間的な部分も丁寧に描写されています。

それと壬辰倭乱(文禄・慶長の役1592~1598)の劇的な背景の中では新たなキャラクターが投入されるなど、前作では登場しなかった人物や出来事などが加えられ、よりドラマチックで味わい深い内容となっています。その他の主要キャラクターも現代的に変化しています。

さらに「ホジュン ~伝説の心医」は人間ドラマと情報ドラマの二つの側面があり、人間ドラマではホジュンの波乱に満ちた人生が描かれ、情報ドラマでは東洋医学の治療過程を通じて誰もが関心を持つ健康問題を紹介しています。

「ホジュン ~伝説の心医」は放送の目的である「ドラマの楽しみと感動」と同時に「健康問題に関する情報提供」という二つの目的を達成しているのです。

「ホジュン ~伝説の心医」の主要キャスト

「ホジュン ~伝説の心医」の主要キャストについて見てみると主役のホジュン役は前作のチョングァンニョル(1960年~)からキムジュヒョク(1972~2017)に変わっています。チョングァンニョルは「ホジュン~宮廷医官への道」で一躍有名になった渋い演技が光る遅咲きの俳優です。

「ホジュン ~伝説の心医」の主役キム・ジュヒョクは、父・キムムセンも1975年の連続ドラマ『執念』でホジュンを演じていることから「ホジュン ~伝説の心医」出演を決めたそうですが、ふとした表情の変化により人間味溢れる演技でホジュンを演じています。残念なことに交通事故で亡くなってしまいました。

「ホジュン ~伝説の心」の医女イエジン役はパクチニ(1978~)が演じています。ホジュンの才能を早くから認め、同じ志を持つ者同士の深い絆を結ぶ役を見事に演じています。前作ではファンスジョン(1970~)が演じていますが、どちらもホジュンを慕う女性を品性ある透明感のある演技で見せています。

「ホジュン ~伝説の心」のホジュンの妻イダヒ役はパクウンビン(1992~)が演じています。ホジュンと身分を捨てて結婚し、貧困と偏見に耐えながら夫を支える演技が愛くるしい。前作ではホンチュンミン(1977~)が清楚で安定感のある演技を見せています。

「ホジュン ~伝説の心」のホジュンのライバルであるユドジ役はナムグンミン(1978~)が演じています。ホジュンへの嫉妬と尊敬が入り混じる感情を見事に演じ切っています。前作ではキムビョンセ(1962~)も単なる悪役でない難しいユ・ドジ役を見事にこなしています。

「ホジュン ~伝説の心医」制作の狙い

前作が韓国で金融危機で疲弊した国民を鼓舞しようと企画されたようですが、「ホジュン ~伝説の心医」も当時の不況や就職難、高齢化など、先行きへの不安に満ちた当時を生きる人々を改めて元気づけようとして作られたようです。

「ホジュン ~伝説の心医」は賤しい身分ながら、ひたむきな努力によって困難を克服し、やがて王を診る御医へと出世するホジュンの姿や、多彩な登場人物が織り成すヒューマンストーリーが見る者に大きな力になるよう願って作られたのです。その狙いはそのままそっくり日本にも当てはまり多くの日本人も感動させることになったのです。

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