韓国ドラマテレビのどこが面白いの?

韓国ドラマテレビファンなら誰しも「韓国ドラマテレビのどこが面白いの?」と聞かれたことがあると思います。この記事ではそんな時「面白さ」の理由を説明できるよう、私なりに韓国ドラマテレビを脚本・制作現場・儒教文化・挿入歌の面から掘り下げてみました。

この記事を読めば日本ドラマテレビとの違いも分かり、韓国人の俳優のみならず制作に関わる人々の「情」の深さも知ることになり、好きな韓国ドラマテレビをもっと深く、もっと好きになるでしょう。

韓国ドラマテレビは「感情の起伏」が意図的に組み込まれている

韓国ドラマテレビの脚本には、視聴者の感情を揺さぶるための「感情の起伏」が意図的に組み込まれています。

視聴者を泣かせ、怒らせ、胸をときめかせ、また絶望させるーこの「感情の起伏」の連続が「次話を見ずにいられない」状態を作り出すのです。

韓国のドラマテレビ業界では、この「感情の起伏」を「정서적 롤러코스터  (感情のジェットコースター)」と呼ぶこともあります。

それに対し日本のドラマテレビは感情を抑制的にした演技や「間」や「余白」を重視する傾向があり、言わないで伝えるスタイルがあります。しかし韓国ドラマテレビは感情を最大出力で描くことを恐れません。

韓国ドラマテレビの「同時進行制作」が生む緊張感

韓国ドラマテレビの多くは、放映しながら撮影・脚本修正を行うライブ感覚の「同時進行制作」が一般的です。視聴率や視聴者の反応を見ながら、ストーリーが変化することもあります。

それに対し日本ドラマテレビは原則として放映前にほぼ全話を撮り終える「全パッケージ納品」が主流で、視聴率が低くても軌道修正が難しく、視聴者の反応を途中で反映できないデメリットがあります。

これは韓国ドラマテレビの制作現場にとっては過酷な環境ですが、視聴者にとっては「この先どうなるかわからない」というリアルな緊張感をもたらします。

作り手と視聴者が一緒にドラマを作り上げているような感覚、それが韓国ドラマテレビの独特の面白さにつながっています。

韓国ドラマテレビにおける「儒教的価値観」の働き

韓国ドラマテレビの物語の根底には、家族・義理・身分・恩(온)といった儒教的な価値観が流れています。

これはアジア圏の視聴者にとって深く共鳴するテーマであり、日本人も共鳴出来る感情として心に刺さり、普遍的な人間の問題として視聴者に問いかけます。

具体的には、

①家族・血縁の絶対性  (親の反対する結婚は大きな障壁)                                                                                       ②長幼の序・階層意識  (年齢・序列重んじる文化)                     ③名誉と恥の文化  (儒教社会では家や個人の面目が極めて重要)                                  ④財閥ドラマと身分秩序 (儒教的な身分・階層秩序への憧れと反発が財閥ドラマの原動力)                        ⑤男性像・女性像への影響 (男性には強さ・責任・保護者・女性には献身・忍耐・貞淑が求めれる)

などです。

同時に、その価値観への「抵抗」や「葛藤」も描かれるため、現代的なドラマとしても機能します。

親の反対を押し切る恋愛、家柄の壁、幼なじみとの絆—これらは普遍的でありながら、現代韓国の実態として描かれます。

韓国ドラマテレビにおける感情の メモリーとしての挿入歌

音楽は世界共通の言語です。言葉を知らなくても音楽で感情は伝わります。

韓国ドラマテレビファンなら必ず経験する「あの曲を聴くとあのシーンが蘇る」現象。

韓国ドラマテレビの挿入歌は、感情のメモリーとして機能するよう緻密に作られています。

有名アーティストを起用し、物語のテーマと歌詞が連動する韓国ドラマテレビの挿入歌は、それ自体がヒットチャートに入るほどのクオリティです。

ドラマを見終えても、曲を聴くたびに感情が蘇る—これが韓国ドラマテレビが各国で愛好される魅力となっています。

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